「年収500万円と1000万円って、税負担はどれくらい違うんだろう?」——給与が上がるたびに気になるのが手取りへの影響です。
日本の所得税は累進課税制度を採用しており、年収が上がるほど税率も段階的に高くなります。この記事では年収500万・700万・1000万円それぞれの税負担率を比較し、手取り額の早見表とともに解説します。
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年収500万円の税負担と手取り
手取りの目安:約391万円(手取り率78%)
| 項目 | 金額(概算) |
|---|---|
| 年収 | 5,000,000円 |
| 給与所得控除 | ▲1,440,000円 |
| 社会保険料 | ▲710,000円 |
| 所得税 | ▲202,000円 |
| 住民税 | ▲178,000円 |
| 手取り(概算) | 約3,910,000円 |
年収500万円は日本の給与所得者の中でも上位30%に入る水準です。所得税率は10〜20%の区間が適用され、税負担感は比較的抑えられています。
年収700万円の税負担と手取り
手取りの目安:約522万円(手取り率75%)
| 項目 | 金額(概算) |
|---|---|
| 年収 | 7,000,000円 |
| 給与所得控除 | ▲1,610,000円 |
| 社会保険料 | ▲1,000,000円 |
| 所得税 | ▲480,000円 |
| 住民税 | ▲298,000円 |
| 手取り(概算) | 約5,220,000円 |
年収700万円になると所得税率が最大20%の区間に入り始め、500万円と比べて税負担が重くなります。社会保険料も100万円を超え、手取り率は75%まで低下します。
年収1000万円の税負担と手取り
手取りの目安:約714万円(手取り率71%)
| 項目 | 金額(概算) |
|---|---|
| 年収 | 10,000,000円 |
| 給与所得控除 | ▲1,950,000円 |
| 社会保険料 | ▲1,430,000円 |
| 所得税 | ▲1,023,000円 |
| 住民税 | ▲693,000円 |
| 手取り(概算) | 約7,140,000円 |
年収1000万円では所得税率が最大23%まで上昇し、住民税と合わせた実効税率は約17%になります。社会保険料も143万円と重く、手取り率は71%まで下がります。
年収が上がるほど損する?税率の仕組みを解説
累進課税とは何か
日本の所得税は累進課税という仕組みで、課税所得を複数の区間(税率5%〜45%)に分割して課税します。「年収が上がると全体に高い税率がかかる」と誤解されがちですが、実際には増えた部分だけに高い税率がかかります。たとえば年収が900万円から1000万円に上がった場合、増えた100万円部分だけに23%が適用されます。
社会保険料に上限がある
厚生年金保険料には標準報酬月額65万円という上限があります。月収65万円(年収約780万円)を超えると、それ以上収入が増えても厚生年金保険料は増えません。そのため年収1000万円と2000万円でも社会保険料はほぼ同額になります。
年収アップで逆に手取りが減る「年収の壁」
パートや扶養範囲内で働く場合、106万円・130万円・150万円といった「壁」を超えると社会保険料の負担が発生し、手取りが一時的に減ることがあります。正社員の昇給とは異なりますが、家族の扶養を外れるタイミングで注意が必要です。
年収別・総合手取り早見表
| 年収 | 手取り(概算) | 手取り率 | 差額(前段階比) |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 約237万円 | 約79% | — |
| 400万円 | 約309万円 | 約77% | +72万円 |
| 500万円 | 約391万円 | 約78% | +82万円 |
| 600万円 | 約454万円 | 約76% | +63万円 |
| 700万円 | 約522万円 | 約75% | +68万円 |
| 800万円 | 約588万円 | 約74% | +66万円 |
| 900万円 | 約648万円 | 約72% | +60万円 |
| 1,000万円 | 約714万円 | 約71% | +66万円 |
| 1,500万円 | 約994万円 | 約66% | +280万円 |
| 2,000万円 | 約1,277万円 | 約64% | +283万円 |
まとめ
年収500万→700万→1000万円と上がるにつれ、手取り率は78%→75%→71%と低下します。ただし年収が増えるほど絶対的な手取り額は確実に増えるため、昇給は常にプラスです。税負担を減らすにはiDeCo・ふるさと納税・各種控除の活用が有効で、年収1000万円なら年間10〜20万円の節税も十分可能です。自分の年収帯に合った節税策を取り入れ、手取りを最大化しましょう。
※本記事は2026年時点の税制をもとにした概算です。実際の税額は個人の状況により異なります。詳細は税理士・公的機関にご相談ください。